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第108話「美姫は血を欲す」

かえで歯科クリニック (2015年8月6日 20:51)

皇帝昏倒の報を受けて総旗艦ブリュンヒルトに赴いたミッターマイヤーとミュラーあ、ラインハルトが不治の病に冒されていることを知る。退却するイゼルローン軍いつられて黒色槍騎兵隊が突出し、ブリュンヒルトの周囲の艦隊が薄くなったその時、ユリアンらの乗る強襲揚陸艦がブリュンヒルトの艦腹に突入した。ラインハルトとの直接交渉のため、彼が信じる民主共和主義を守るため、玉座へと突き進んだユリアンは遂に皇帝ラインハルトと対峙する。

 

ウォリス・ウォーリック      ウォーリック.jpg

声・・・小山 力也(ジャック・バウワー、ジョージ・クルーニーの吹き替え、甲殻機動隊SACのクゼ・ヒデオなど)

中将。同盟軍第5艦隊司令官。旗艦はルーガイラン。730年マフィアの一員。同盟の市民で、銀河帝国の貴族の出身ではないが「バロン(男爵)」の異名をもち、貴族的な容姿と気障で芝居がかった言動から周囲がつけたものであったが、本人も気に入っており、自己紹介のときに「バロン」と名乗るほどであった。このあだ名には「伯爵や公爵にはなれっこない。せいぜい男爵どまりさ」という揶揄も含まれているが、本人もそれで十分と諦念していた。
第2次ティアマト会戦では独断で迂回攻撃を仕掛けるが、さらに大きく迂回していたシュタイエルマルク艦隊に背後を取られて失敗。その失態とアッシュビーの態度に逆上して暴言を吐く醜態を見せた(OVA版では殴りかかりさえしている)。
本会戦の後751年に宇宙艦隊司令長官に就任。2年後に退役し大学の学長と知事を務めた後、国防委員長に就任。同時に元帥号を授与され、社交界でも名士として鳴らしたが、在任中に汚職事件が発生。事件自体に本人は関わっていなかったものの、責任を取って委員長の座を辞職せざるを得なくなった。国防委員長辞職後は自身の女性関係をめぐるスキャンダルが起こり、政界からも社交界からも完全に身を引くことになる。766年に心臓発作で死亡。56歳。
私人としては非常に多彩な芸をもっていたが、アルフレッド・ローザスは「何をやっても、一流の寸前まではいけた男」だったと評し、一流になろうとしなかった彼を惜しんでいる。ウォーリック本人も上手なアマチュアでいたいとの言葉を残しているが、この発言の真意は、アッシュビーを超えられないこと対する韜晦ではなかったかとヤンは推測している。
酒に対する強いアレルギーがあるジョン・ドリンカー・コープにいたずらで酒を飲ませ、蕁麻疹を起こさせ大騒動になったため、同盟軍内で唯一蕁麻疹を理由に始末書を書かされた提督となった。