オートクレーブVSクマムシ
かえで歯科クリニック (2013年6月1日 23:26)
オートクレーブというのは、高温高圧の飽和水蒸気による滅菌を行う装置のことです。121度、2気圧、20分で滅菌を行うことが一般的です。大学で習った時には、ほぼすべての細菌、ウィルスを殺すと習いました。もちろん、当院の器材の滅菌、消毒にも使っております。
クマムシは、緩歩動物門に属する動物の総称です。体長は、50マイクロメートルから、1.7ミリメートルでほとんど、あるとあらゆる場所で生息しているらしいです。
最近、この生物の存在を知ったのですが、この生物、乾眠状態になると、ものすごいことになります。
151度でも平気だし、マイナス270度でも平気。
真空でも平気だし、75000気圧でも平気。
宇宙空間で10日放置されても平気だし、人間の1000倍以上、放射線を被曝しても平気。
ある意味、最強の生物らしいです。
で、オートクレーブとクマムシ。どっち、が強いのかな?と気になったので、調べましたが、このクマムシ、乾眠状態じゃないと、との特性は発揮されないみたいで、オートクレーブに入れた場合、この状態になる前に死んでしまうらしいので、結果としては、オートクレーブの勝利です。