ラインハルトからの思わぬ停戦と和平会談の提案に、当初より和平を望んでいたヤンは、迷うことなく会談に向かうことを決める。エル・ファシル革命政府代表団と共に、パトリチェフ、ブルームハルト、スールを伴ってラインハルトのもとへ向かうヤン。それと入れ違いにイゼルローン要塞に到着したボリス・コーネフが、ヤンの暗殺計画があるという恐るべき情報をもたらす。すぐさま、ユリアン、シェーンコップらがヤンの後を追って発進するが・・・。
マクシミリアン・フォン・カストロプ
声・・・堀秀行(キン肉マンのウォーズマン、魁・男塾の剣桃太郎、ONE PIECEのバーソロミュー・くま、など)
- オイゲン・フォン・カストロプ公爵の嫡男。父が事故死した後、不正に蓄えられた財貨の返還を帝国から要求されるが、稚拙なやり方でそれを拒否して帝国政府を怒らせることとなる。説得に来たマリーンドルフ伯を拘束し、カストロプ動乱を引き起こした。ある程度の軍事的才能は持っており、討伐に来たシュムーデ提督の艦隊に勝利。さらには隣接したマリーンドルフ伯領を併呑して独立王国を立てる事を目論んだが、キルヒアイス少将(当時)の艦隊運用の前に敗北し、罪が軽くなることを望んだ家臣に殺される。この功績によって、キルヒアイスは中将に昇進する。
- アニメでは大きく描写が異なる。軍事的才能ではなく財力によって、フェザーンから購入した戦闘衛星(当時のハイネセンにあったアルテミスの首飾りと同じ防空システム)」を用いて、シュムーデ艦隊を迎撃・掃滅した。しかしキルヒアイスが指向性ゼッフル粒子を用いて、同システムを破壊・無力化した。日頃の虐待から家臣はカストロプ公に恨みを抱いており、かつ助命を望んだことから、家臣や侍女たちに殺された。OVA版においては、一般の銀河帝国の風俗(建築物・着衣)が近世ドイツ的なのに対し、マクシミリアン領の風俗は古代ギリシア風になっている。