戦線が膠着する中、ミッターマイヤー戦死の報告がブリュンヒルトが襲った。誤報ではあったが、その報告はラインハルトに全軍の進撃を決意された。ラインハルトは、縦列で突入し集中砲火の後に反転後退、その間に次の部隊を投入して間断なく攻撃する戦法をとる。戦力を著しく消耗した不正規隊は、黒色槍騎兵隊によって決定的な大打撃を与えられた。フィッシャーの戦死である。敗北を覚悟するヤンにラインハルトからの通信が届いた。
アントン・ヒルマー・フォン・シャフト
声・・・有本欽隆(PROJECT ARMSの高槻巌、ONE PIECEの白ヒゲ、ガンダムSEEDのパトリック・ザラなど)
- 登場時は56歳。階級は技術大将。職責は科学技術総監。工学博士と哲学博士の学位を有している。指向性ゼッフル粒子の開発責任者として有名だが、それ以外にさしたる功績を挙げていない。
- 技術力より政治力に長けており、策謀によって巧みにライバルを追い落とし、ゴールデンバウム王朝から6年続けて科学技術総監部のボスに君臨している。さらにルビンスキーと密かに繋がっており、軍事機密を漏洩して金銭等を得ていた。ラインハルトが帝国の実権を掌握した直後、ガイエスブルク要塞を移動可能にしてイゼルローン要塞への攻撃に使用するという案を提出して採用されたが、作戦が失敗した後、利用価値が無くなったと判断したルビンスキーとケッセルリンクから汚職や横領の数々を情報提供され、失脚に至る。スキンヘッドに極太の眉と口ひげが印象的で、肉付きのいい身体は一見「ビアホールの店主を思わせる」。