第75話「雷動」

ロイエンタールに叛意ありという報告書には厳正な司法尚書ブルックドルフの署名があったため、ロイエンタールは大本営への出頭を命じられる。その報告書の裏にはロイエンタールに私怨を抱くラングの策謀があった。潔白を主張するロイエンタールをラインハルトは自ら審問し、彼らが初めて出会った夜のことを口にする。5年前、ロイエンタールは親友ミッターマイヤーを救うために、豪雨の中ラインハルトとキルヒアイスのもとを訪れたのである・・・。

 

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カザリン・ケートヘンⅠ世          カザリンケートヘン.jpg

声・・・なし

第38代皇帝。ペクニッツ子爵の娘、即位時は生後8カ月。ゴールデンバウム朝にて最年少、初の女帝にして、最後の皇帝。ラインハルトの傀儡であるが、その傀儡としての仕事も乳児には果たすことはできず、父親たるペクニッツ公爵(元は子爵)が親権者として代行している様子である。退位を(親権者たるペクニッツ公爵に対して)強制されるに際し、終身年金を下賜するという交換条件を約束され、その身の安全はローエングラム王朝より保障はされている。

 

2015年6月

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