第59話「過去と現在と未来と」

ラインハルトは、ゴールデンバウム王朝全史調査の中間報告を読んでいた。帝国始祖ルドルフ以降の歴代皇帝の様々な行跡を記した文書を読みながら、ラインハルトは冷笑しつつも、ローエングラム王朝の未来について思いを馳せるのであった。一方、自由惑星同盟首都ハイネセンポリスでは、ヤンとフレデリカが平和な新婚生活を営んでいた。しかし、高等弁務官レンネンカンプの命令によってヤンの日常生活の監視は強化されていた。

http://www.youtube.com/watch?v=wX0Uka3X-uU&list=PLOapjX7wmRSyflg92IrusyMNAGTAql2UI&index=29

ベルンハルト・フォン・シュナイダー

声・・・目黒裕一(超時空要塞マクロスのカムジン、機動戦士ガンダムZZのランス・ギーレンなど)シュナイダー.jpg

 

帝国軍時代からのウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツの副官。上官であるメルカッツを強く慕っている。当時の階級は少佐。リップシュタット戦役の後、メルカッツに自決を思いとどまらせて亡命を勧め、自身も同盟に亡命する。メルカッツやポプランからラインハルトの旗下だったら出世出来ただろうと言われている。メルカッツが亡命によって階級が下がったのに付き合い2階級降格を申し出るが1階級降格の大尉となった(銀河帝国正統政府では中佐となり、以降は中佐として表現される)。
通常はメルカッツにつきそい補佐役に徹しているが、メルカッツを護るために、時にブラウンシュヴァイク公やヤン艦隊の面々が相手でも食ってかかろうとする姿勢を見せたり、ユリアンとの会話で銀河帝国正統政府に対して冷笑的な論評を口にするなど、激情家であり毒舌家でもある一面を披露している(ただしこれについては、ヤン艦隊で朱に交わって赤くなった部分も少なくないと見られる)。シヴァ星域の会戦で、死に瀕したメルカッツの最期を看取った後、メルカッツの遺族にその死を報告するためにユリアンと後の再会を約束して旧帝国首都星オーディンに向かった。