第55話「儀式から再び幕から上がり・・・」

新帝国歴1年、ラインハルト・フォン・ローエングラムは、亡き親友キルヒアイスとの約束を果たし、新銀河帝国の初代皇帝となった。一方、自由惑星同盟では、軍を退役したヤン・ウェンリーが、フレデリカ・グリーンヒルとささやかな挙式を行っていた。そんな中、ユリアンは地球教の実態を探るべく地球へと旅立った。二人の英雄の休息は束の間で、歴史は激動の時代に向けて静かに動き出していたのである・・・。

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カスパー・リンツ

声・・・小杉十郎太(Zガンダムのヘンケン・ベッケナー、ONE PIECEのアーロンなど)   リンツ.jpg

最終階級は大佐。薔薇の騎士(ローゼンリッター)連隊の一員。シェーンコップがイゼルローン要塞防御指揮官となり、将官に昇進した後を受けて第14代連隊長(階級は中佐)となる。連隊長就任後もシェーンコップの良き補佐役として活躍する。バーミリオン星域会戦後にメルカッツと共に落ち延びるが、その際ヤン個人への忠誠を宣言したことからアレックス・キャゼルヌから軍閥化と皮肉られた。シヴァ会戦ではユリアン、シェーンコップ、ポプランらと共にブリュンヒルトに突入。負傷するが、とどめを刺される寸前に停戦命令が出されたため一命を取り留める。子供のころは画家志望で、スケッチブックに周囲の人物をモデルにした風刺画などの絵をよく書いている(ユリアンは「リンツ画伯の個展入場予約券ナンバー1」を貰った)。本人の言によれば、母親は彼を妊娠している状態で帝国から同盟へ亡命した。ハイネセンに既婚の姉がいる。
軍から身を退いたフレデリカを除けば、第13艦隊結成時からシヴァ星域会戦後のイゼルローン革命軍解散までヤン艦隊に在籍し、生存が確認された唯一の人物である。

2014年8月

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