ラインハルトに望まれてヤンはブリュンヒルトに赴き、両雄の対面が実現する。ラインハルトはヤンを麾下に招きたいと申し出るが、ヤンはあっさりとそれを断った。彼は、やがて専制君主となるラインハルトに、敢えて民主共和制の意義を語るのであった。その後「バーラトの和約」を締結したラインハルトは、ほぼ全宇宙を統治下に置き、正式に銀河帝国皇帝に即位する。しかし、彼が誰よりも祝福して欲しかった2人の姿は、そこになかった。
http://www.youtube.com/watch?v=szN_ksekdn0&index=24&list=PLOapjX7wmRSyflg92IrusyMNAGTAql2UI
エドウィン・フィッシャー
声・・・鈴木泰明(新機動戦記ガンダムW エンドレスワルツの大統領など)
- ヤン艦隊副司令官。アスターテ会戦時は第4艦隊に所属しており、同艦隊が壊滅し第13艦隊が編成されるにあたって副司令官に任命された。ヤン艦隊のメンバーにしては珍しく無口で自己主張をあまりしない地味な人物で、ユリアンに「地味が軍服を着て物陰に黙って立っているような」と評されたりしたほど(ただし比較の対象がシェーンコップなので多少割り引いて受け取る必要はある)。チュン・ウー・チェンから艦隊を預けられる際にはムライやパトリチェフをまとめて了承している。
- 艦隊運用の名人で「生きた航路図」とまで言われた。ヤン艦隊の不敗神話はヤン自身の智謀に加え、その作戦を完全に実行させるフィッシャーの艦隊運用の名人芸の完璧なまでのコンビネーションに支えられた所が大きい。その意味で、ヤン艦隊の片足、縁の下の力持ち、とも言える人物だった。
- イゼルローン回廊の戦いでビッテンフェルトの攻撃を受け戦死、ダスティ・アッテンボローが「うちの生きた航路図が死んだ航路図になっちまった、これからはおちおちピクニックにも行けない」と嘆くほどヤン艦隊にとって深刻な打撃となった。彼の存在は、圧倒的に劣勢だったヤン艦隊の数少ないアドバンテージであり、ヤンが回廊の戦いで講和を受け入れる原因のひとつとなっている。なお彼の死後、艦隊運用はマリノに引き継がれた。
- 死の直前ヤンに「戦いが終わったら、自分もアッテンボローに倣って本を書く」と冗談口を言っていた。最終階級は中将。