ケッセルリンクは、フェザーンに亡命していたシューマッハやランズベルクと接触し、「ある計画」への参加を呼びかけていた。その頃同盟では、フェザーンの策略により、ヤンに対し査問会に出頭するように召喚命令が発せられていた。一方帝国では、ガイエスブルグ要塞のワープが成功し、ラインハルトがイゼルローン回廊への進攻を正式に決定する。この作戦の遂行に懐疑的なヒルダは、改めてキルヒアイスの喪失の大きさを思うのだった・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=jTWNLo1TAjA&list=PL66722715CC601547
ルパート・ケッセルリンク
声・・・鈴置 洋考(機動戦士ガンダムのブライト・ノア、ドラゴンボールの天津飯、るろうに剣心の斎藤一など)
- ニコラス・ボルテックが高等弁務官として帝国に赴任した後ルビンスキーの補佐官に就任した。大学院を出たばかりの年齢に於いての異例の抜擢である。実際その期待に違わぬ辣腕ぶりを示し、自由惑星同盟のヘンスロー弁務官を利用してヤンをイゼルローンから引き離すようにしむけたり、皇帝エルウィン・ヨーゼフ2世誘拐を元駐フェザーン帝国高等弁務官レムシャイド伯爵に提案したり、その実行役としてレオポルド・シューマッハとランズベルク伯爵を用意したりするなど、ルビンスキーの意思の実現化にかなり寄与していた。
- 実はルビンスキーが自らの栄達のために捨てた女が産んだ庶子である。本人曰く「その日の暮らしにも困る貧家の娘」ということで、少年時代は相当悲惨なものであったろうことを匂わせる部分もある。そのせいであろうか、母親を捨てたルビンスキーを憎悪し復讐を企んでいる。そのためドミニクと密通・共謀しデグスビィ司教を手駒にしようと画策したが、結果的に失敗に終わっている。帝国軍がフェザーンに進駐した日、ルビンスキーを暗殺しようとしたが、それを予期していたルビンスキーの返り討ちに遭い死亡する。
- 旺盛な野心、それに伴う実行力と生まれ持った資質は高かったが、それを実現化するのに必要な経験と器量に於いて及ばず、結局父親による息子殺しの犠牲となった。